2021年8月11日水曜日

つぼ焼き

 昨日は思いがけないご馳走にありつけた。それは娘夫婦の親戚から珠洲産のサザエをわざわざわが家まで持参していただいたのである。発砲スチロールの箱にはサザエのほか、アワビも2個入れられていた。こんなおいしいものを何故頂けるのか不思議なのだが、親戚では余り好物ではないという。そんなことで去年も一昨年もいただいた。

まる1日たっているから生では食べない方がよろしいかと言われたので、半分は茹で、残りは壺焼きにすることにした。物置の手の届かない場所に鎮座している七輪や炭を降ろして先ず炭に着火しようとしたが、湿っているのか着火するまで難儀した。


サザエが煮えてきたら、みりんと醤油をたらして暫く焼くと、あたり一面に何ともいえない香りが漂う。この作業は遙か昔から自分がやる仕事と自他共に認めている。七輪に祖母が火を起こしている姿が蘇った。つぼ焼よし、アワビのステーキよし、茹でたサザエもまた良しだった。

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