2021年7月13日火曜日

あるNPO法人の活動が輝いている

12年前に設立したNPO法人の活動がすばらしい。能登町の「のとキリシマツツジの郷」が、イギリスの富豪所有の庭が移植適地かどうか訪問調査し、その結果、苗木の輸出を果たした。NPO法人のメンバーらが、2019年6月30日から4泊5日の日程で同国を訪れ、提供先の庭園を視察して生育に適していると判断した。



その後、NPOのメンバーは1127日、県庁に谷本正憲知事を訪ね、のとキリシマツツジの苗木を英国に初めて輸出すると報告した。
2019年11月27日苗木輸出を知事に報告

これに対して谷本知事は、能登のアピールにつながると歓迎し、県として支援する考えを示した。

また、NPO法が6日、奥能登で初夏に深紅の花を咲かせるのとキリシマツツジが、公益社団法人「日本植物園協会」(東京)の保全制度「ナショナルコレクション」の認定を受けたことを大森凡世町長に報告した。
2017年に制度化されたコレクションは、国内で栽培される貴重な植物を守るため、写真や生態情報をデータベース化して公開。樹齢百年以上の古木が能登地域に五百株余り分布するのとキリシマは、今年四月に八件目の認定を受けた。

能登町に認定報告の大路理事長、政田事務局長ほか
町役場を訪れた法人の三人が、認定証とプレートをお披露目。大路(おおじ)篤夫理事長(76)は「植物学の専門家にも価値が認められ光栄。(法人)会員らの高齢化は進むが、これからも活動に力を入れる」と話した。大森町長は「町だけでなく能登全体にとってうれしいニュースだ」と祝福した。

そのほか、こんな記事を見つけた。
兼六園の時雨亭前の園地に平成26年6月26日、のとキリシマツツジが植栽されました。4月下旬から5月上旬に真っ赤な花が咲き、名園に彩りを添える。高さ80センチの3株を寄せ植えした。5月上旬に白い小さな花を付けるドウダンツツジが隣にあり、開花時期が重なれば、赤と白の鮮やかな対比が楽しめる。

2014年6月26日移植作業

石川県が植樹工事を行い、樹木の選定では町内のNPO法人「のとキリシマツツジの郷」と協議した。植樹に立ち会ったNPOの宮本康一理事長は「日本三名園に植えられ、この上ない喜び。北陸新幹線で金沢を訪れた人に楽しんでほしい」と話した。
初代理事長宮本康一氏
そして今日の朝刊に故宮本理事長に報告した記事が掲載された
長年地元で歯科医を務められたが、体調を崩され昨年8月に亡くなられた。宮本さんの努力が今、大きく実りつつある。

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