2021年7月12日月曜日

大河ドラマで初めて知る人々と歴史

大河ドラマ「晴天を衝け」の各場面々々で、今まで知らなかった人々や歴史を知ることができるので45分の時間がとても短く感じる。それにしても渋沢栄一という人物は、尊皇攘夷こそ日本を救う道だとして横浜外国人居住区焼き討ちを計画し極右的行動をしていた人間であるのだが、一橋家重臣平岡円四郎に見いだされて家臣に取り立てられた。そして驚くのは、即功績を挙げ会計主任に任命された。

1年数ヶ月後には慶喜の指名でパリ万博の会計担当官として加わった。それだけ目立つ存在として大活躍したということだろう。隠れていた才能を見いだしてくれた円四郎や慶喜に感謝感激雨あられというところか。

フランス皇帝に謁見する幕府代表の徳川昭武
この時、昭武は14才だった
実はこのシーン、パリ撮影場所と徳川一行の行列は合成して作成された。全くの違和感はなかった。凄い時代になったものだ。             

パリ万博会場

会場は全てを見学するには1週間はかかったという
「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一。
実に500もの機関や企業の設立に関わったとされるが、なぜ彼はそれほどの経済感覚を身に着けることができたのか?
そうした渋沢の特長を語る上で、避けては通れないビッグイベントが「第2回パリ万国博覧会」だった。
二条城で慶喜からパリ万博の一行に加わることを命じられた
1867年4月1日~10月1日に開催されたこの「パリ万博」。
栄一は見るもの聞くもの全てに感心を持って学び体験し帰国した。
このパリ万博を体験したことで、500もの企業設立運営に尽力し日本資本主義の父と称された。
百姓出身の栄一が平岡円四郎と慶喜に巡り会って、持てる才能が開花したということだろう。
ディーンフジオカも「あさがきた」で五代友厚を演じ、またまた同役で演技している。この人も関西の栄一といわれる五代友厚役は他にみあたらない。

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