2021年2月4日木曜日

コロナ禍を憂いた二人の心意気

昨日のニュースで日本と英国で共通する心温まる出来事があったことを知った。
先ず国内、それも県内輪島の市役所であった話しから。
「能登元気人」と名乗る女性から「新型コロナの影響で厳しい財政状況に置かれる自治体を支援したい」と寄付を申し出る電話があったという。
市の担当者が、寄付金を受け付ける口座の番号を伝えたところ1時間後に500万円が振り込まれていたという。
上品な話し方をする女性から寄付の申し出

電話の相手は「能登元気人」と名乗り、「上品な話し方をする女性」だったということで、輪島市総務課の岡本文明課長は、「寄付の金額を聞いて驚きましたし、本当にありがたいです。いただいた寄付は、感謝の気持ちを込めて感染の対策などに大切に使います」と話している。珠洲市にも同じ「能登元気人」からの電話のあと500万円が振り込まれたほか、穴水町、能登町にも、匿名で高額の寄付が寄せられていたことがわかったという。

能登元気人は能登に居住されているのか県外なのかは分からないが、生まれも育ちも能登の人だろうし、どれだけあっても邪魔にならないお金を思い切って寄付されることを思い立たれ実行されたことを心から称えたい。

次は英国のできごと。これも昨日のニュース。100才の元軍人がコロナ禍を憂い、昨年、100才になる誕生日を記念に募金活動を思い立って、自宅の庭を歩行補助器で100回歩く動画をyoutubeに投稿し、募金活動を開始したところ47億円にも達してそれを全額、新型コロナウイルスの治療にあたる医療従事者に寄付したという。ところが新型ウイルスに感染して今月2日亡くなったと伝えた。
功績を認められエリザベス女王から
7月にはウィンザー城の中庭で、エリザベス女王からナイトの爵位が与えられ、「サー・トム」となった。

能登元気人もこの人もコロナ禍を心から憂い行動に移した人である。爪の垢でも煎じて飲まなければ・・・

0 件のコメント: