2020年8月27日木曜日

斜張橋という土木技術

近年、土木技術の発展が著しいものに「斜張橋」がある。県内でもサンセットブリッジ内灘、中島と能登島を結ぶ中能登農道橋がある。
鉄道橋では例は少ないが、東北新幹線や北陸新幹線に施工例がある。
サンセットブリッジ内灘
ツインブリッジのと(中能登農道橋)
新湊大橋(シニアクラブ旅行でバスに乗って通ったことがある)
で、北陸新幹線の延伸工事が進む中、加賀市細坪町で今月12日までに、地上38メートルの斜張橋が威容を現した。国道8号をまたいで整備される国内最長の高架橋を補強する工法が採用されており、そびえ立つ構造物がドライバーらの視線を集めている。
細坪橋梁(きょうりょう)(延長339メートル)は片側2車線の国道8号と斜めに交差するため、橋脚の間が長く、鉄道・運輸機構大阪支社によると、その間隔は整備新幹線では最長の155メートル。車両が通過する際に発生するたわみを抑制するため、「エクストラドーズド橋」と呼ばれる斜張橋の一種が選ばれた。
北陸新幹線細坪橋梁(L=339m)
既に開業している千曲川や神通川にも斜張橋がある。
千曲川橋梁
神通川橋梁
東北新幹線三内丸山橋梁
この斜張橋という構造は本四架橋で設計・施工技術が飛躍的に発展を遂げた。
東海道や山陽各新幹線では施工例がない。この技術により、長径間の橋梁が実現できるようになった。20年ほど若い世代であれば設計や工事にタッチできたなぁと指を咥えるのみである。

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