2020年8月16日日曜日

一転大漁になった!?

1ヶ月もたたないと思うのだが、今年のイカ漁は中国や北朝鮮の漁船による乱獲のため、近年にない不漁になるということだった。
ところがである。今朝の新聞に「近年にない大漁」とあった。一体どういうことなのだろう。

日本三大漁港(イカ漁)はどこか。??と思って資料を見たら、函館、八戸、そして小木と出ていた。小木漁港は凄いのだと認識を改めた。
さて、県水産総合センター(能登町)は14日、5月1日〜7月31の県沿岸小型イカ釣り船による県内主要港のスルメイカ水揚げ状況を発表した。水揚げ量は4,323トンで、記録の残る20008年以降最多だった10年の3,675トンを上回る好漁となった。 
出漁
同センターが4月、前年の2,854トンと過去5年平均の1,809トンをともに下回る見込みと発表したが、予想を大きく上回る水揚げ量を記録した。例年5〜6月が漁期のピークとされるが、7月に1,349トンを水揚げし、少ないながら8月に入っても操業が続いている。スルメイカが分布する水深50メートルの海水温が低く、例年よりも漁場の北上が遅れて県沿岸部にとどまっていることが要因とされる。 
5〜7月ののべ入港数は5,924隻で、前年(5,935隻)並みとなったが、一隻当たりの水揚げ量が多くなった。
大漁を願う家族が見送り
小生は昭和36年7月から昭和37年8月の約1年間、九十九湾のほとり市ノ瀬で小木工事区事務所と併設されていた独身寮に住んでいた。昭和37年春から宇出津~松波間の軌道工事が着工されたので、宇出津に設置された見張所へバスで通勤することになった。
5月になると、この小木港から遠洋漁業のサケマス船団が出航した。バスの窓からその光景を見ることが出来た。
見送りは家族のほか、キャバレーやバーのお姉さん方が大挙して押しかけ、テープを持って黄色い色を張り上げ、それはそれは賑やかだった。

当時の自分の初任給は1万円丁度。それがこの漁師たちは15~20万円(半年1回の報酬)と高給取りだったのである。だから飲み屋に行っても全く相手にされないという悲哀を味わった。
そんな漁師達だったが、今は昔の話しになって、ベトナムからの実習生がそれに変わった。
ま、大和堆には北朝鮮の船影がないということで、さらなる豊漁を期待したい。

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