2020年8月17日月曜日

古里のお年寄りには淋しいお盆だった

自分の現役時代では、7月中旬から8月末までの6週間には、年休以外に夏休暇という週2回の半休という制度があった。旧鉄道省のなごりで国家公務員の夏休暇と歩調を合わせたものだったようだ。で、何かの都合で消化できなかった場合はお盆の年休と併せて夏休暇を取った。里帰りは勤務地と遠方になるため、長く休みを取った。休暇願を提出したら、「机が今のままあるかな」と嫌みを言われたこともあった。

さて、昨日でお盆休暇が終わった。様変わりしたのが交通機関はなんであれ「がらがら」だったという。
乗降客まばらな新幹線
金沢駅も閑散
娘4歳と1歳を連れて広島県の岩国に近い場所から、普通電車で40分、特急しおじで岡山まで2時間半、新大阪までひかりで1時間半、金沢まで3時間、宇出津まで3時間、バス30分、なんと11時間余も幼子2人をつれて里帰りした。特に辛かったのが金沢から宇出津まで満員立ちっぱなしの地獄列車だった。
飛行機も空いていた
マイカーは昭和48年から。オイルショックでガソリンが買えないので灯油缶2缶を積んで走った。所要時間18時間。トランクを開けたらガソリンの匂いが充満していた。蓋をしかり閉めたのだが、揮発性のガソリンには効果が無かった。爆発を逃れたのが不思議である。
この時期、そんな思い出が蘇る旧盆だった。

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