2020年8月11日火曜日

グラウンド整備計画の打ち合わせで室谷監督と対面

今から遡ること18年前になるから平成14年になるが、県教委から委託されたグラウンドの整備事業の現地調査で、門前高校に赴いた。グラウンド状況を簡単に見てから、メイン使用者であるソフトボール監督をされていた室谷先生と打ち合わせすることになった。
ある部屋で暫く待っていたら先生が来られた。入室され着席されるまで男の先生だと見違えていた。日焼けで顔はもちろん、手足も真っ黒だった。念願だったグラウンド整備がようやく実現できるとあって、終始ニコニコされていた。
門前高校位置図
門前高校グラウンド
その室谷監督が今年で引退されるという。大学卒業と同時に門前高校に着任され、ソフトボール監督を50年間務められ、数々の功績を積み重ねられた。
昨日、県大会決勝戦が行なわれ、残念ながら3:2で逆転負けしたという。
昨日の決勝戦で檄を飛ばす監督
室谷妙子監督
門前高女子ソフトボール部を50年間指導してきた室谷妙子総監督(72)が、8月12、13日に輪島市の同校グラウンドで行われる交流大会を最後に現場を去る。6校が参加する大会は、交流のある県内外の指導者が開催に尽力した。全国大会の常連に育て、五輪にも選手を送り込んだ奥能登の名将は「あっという間の半世紀。感謝しかない」と語り、最後の花道で采配を振るう。 

旧門前町生まれの室谷さんは1971年、日体大から新規採用で母校の門前高に赴任した。当時、練習に使うスパイクシューズさえなく「バックネットが整備され、石ころ一つない今のグラウンドが夢のよう」と振り返る。自宅を改装して部員を下宿させ、家族のように寝食を共にした。 
県高校総体優勝の常連校となり、1991年の国体準優勝のほか、全国選抜2位、全国高校総体3位の戦績を残した。五輪2大会出場の松本直美さんをはじめ実業団で活躍する教え子は多い。 

1年生部員はおらず、現在の部員は2、3年生の13人のみ。秋の新人戦以降は合同チームを組む予定で、門前高として出場できるのは、8月2、10日の県高校総体の代替大会が最後となる。
昨秋の北信越大会で優勝し、進撃が期待された春の選抜大会は中止、夏の高校総体で戦う機会も失った。「本当に残念」と語る。
ジャイアンツの山瀬選手の妹さんが昨日の試合に出場されたという。コロナで活躍する機会を失ってさぞ残念な思いをされていることだろう。持ち前のセンスで、オリンピック代表を目指して頑張ってくれることだろう。

室谷監督50年間の栄えある功績に乾杯!

 

0 件のコメント: