2024年3月6日水曜日

倒壊建物に残されている貴重品は盗難の恐れ

地震で住めなくなった家々が多い。その住民たちは避難所暮らしを余儀なくされている。それを良いことにして、日中でも人影がない壊れた住宅に侵入して、金目の物をあさる不届き者が横行しているという。過去の大規模な災害の被災地では、窃盗や詐欺など災害に便乗した犯罪が確認されていることから、今後、こうした犯罪の発生に注意が必要である。警察庁によると、今回の地震の被災地での災害に便乗した犯罪の被害については情報収集中で、確認できていないとしているが、今後も、発生が懸念されるとしている。

こういう倒壊した建物には人影はない
窃盗には都合の良い環境となっている

避難所に避難している隙を突いて、人がいない住宅や店などから金品を盗むケースが多い。8年前の熊本地震では被災者の住宅から現金や商品券、タブレット端末などが盗まれる窃盗事件が発生し、43件が検挙されているという。
熊本地震では「仮設住宅を購入するために名義を貸しをしてほしい」などといった、うその話で現金をだまし取られたケースが全国で相次いだほか、東日本大震災ではうその募金を呼びかける詐欺事件が相次いだという。

また、これまでの災害では被災地で女性や子どもが性被害にあうケースも報告されていて、注意が必要だという。

専門家やNPOなどが立ち上げた団体「東日本大震災女性支援ネットワーク」が、東日本大震災で起きた女性や子どもへの暴力について行ったアンケート調査では、夫や交際相手からのDVのほか、同じ避難所で生活している人や見知らぬ人から性被害を受けたとする回答が多く寄せられたという。

避難所の生活は長くなる人も多いと思われるが、倒壊した建物の中に貴重なものがないか確認され、貴重なものは持ち帰られた方が良いのでは・・・


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