2024年3月10日日曜日

「特急しらさぎ号」廃止カウントダウン

あと5日で特急しらさぎが金沢まで来なくなる。このしらさぎは独身時代を含めて実によく利用したものだった。それだけに、思い入れも深いものがある。
この列車が誕生したのは昭和39年12月。このころ21歳独身時代だった。当時、中央本線名古屋・塩尻間の複線化が鋭意進められており、長野県境に近い中津川でこの業務に加わっていた。
特急列車ができたので、この年の正月休みにわくわくしながら名古屋駅から金沢駅まで乗車した。準急こがねよりも乗り心地もよく、ぐんと早くなった。

初期の特急しらさぎ号

その数年後だったが、このしらさぎで大失敗をしてしまった。岐阜駅から乗車し、米原駅で進行方向が変わった。金沢駅で下車して七尾線に乗り換え宇出津まで。そしてバスで30分ゆられて家に着いた。正月になり写真を撮ろうとしてカメラがないことに気づいた。原因はしらさぎにあった。米原駅で進行方向が変わった際に、吊り具にカメラを下げていたのを忘れていたためだった。
あわてて宇出津駅に行って駅員に事情を話して見つけて欲しいとお願いした。翌日、宇出津駅に到着したから受け取りに来いと連絡があり一件落着した思い出が蘇った。
そのしらさぎ号は数日後に廃止される。なんだか寂しい思いがする。

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