2022年2月24日木曜日

「五郎島金時」やったぜ日本一

「日本さつまいもサミット ファーマーズ・オブ・ザ・イヤー」という日本中のサツマイモ生産者から最も優れた人や団体を決める審査の結果、加賀野菜の一つである五郎島金時が認定された記事があった。

受賞を喜ぶ酒栄優次部会長ほかの皆さん

五郎島金時は砂丘地で栽培されており、ホクホクした食感と甘みが特徴。受賞の理由として、300年の歴史がある品種であることや、団体で栽培に力を入れている点が評価された。酒栄(さかえ)優次部会長(53)は「北陸の人が長年愛してくれて、食べてくださったおかげ。300年をつないでくれた先人にも感謝」と喜びを語った。
サミットはサツマイモが日本中で作られていることを知ってもらおうと、東京都の企業などでつくる「さつまいも博実行委員会」が主催しているという。 

サツマイモは五郎島金時に限る

五郎島金時は、加賀野菜(金沢の伝統野菜)15種類の一つ。
五郎島金時の特徴は、何といってもきめ細かな粉質と上品な甘さである。
最近は「安納芋」や「べにはるか」といった”ねっとり系”さつまいもばかりをよく見かけるが、「五郎島金時」は「鳴門金時」などと同じ、高系14号という品種。
昔ながらのホクホクとした食感、奥深い甘さと懐かしい風味を楽しむことができます。
主な生産地は、金沢港に近い五郎島粟ヶ崎地区や内灘砂丘です。

この地区は水はけのよい砂地の畑であり、長らくの間どんな農作物も育たない不毛の土地とされていた。しかし元禄時代になって、五郎島村肝煎大百姓の太郎右衛門が、薩摩から種芋を持ち帰り栽培を始めてみたところ「さつまいも」栽培に適した環境であることが判明。
五郎島地区・内灘砂丘は五郎島金時の栽培が盛んに行われるようになった。

江戸時代中期、肝煎大百姓が所用で薩摩へ行った帰りに、種芋をちょんまげに隠して関所を通った(冒頭写真真ん中の人の頭の上に注目)という伝説のサツマイモなのだ。クリの実のような食感、五郎島金時は掛け値なしにうまい。

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