2021年3月2日火曜日

8日間続いた山火事

足利市の山火事はようやく鎮火した。避難命令が出た300世帯余の住民は、鎮火まで恐怖の毎日だったに違いない。山頂のベンチが激しく燃えた跡があることから、たばこの吸い殻ポイ捨てが原因だと推測されている。恐怖のどん底に落とされた住民は、そんな行為に怒り心頭に発しておられることだろう。これだけ世間を騒がせた張本人は、名乗り出て謝罪すべきだと思う。(だまっておれば世間にさらされることがないので、そんなことはあり得ないか)


2月21日から続く山火事は8日目の28日、白煙が時折上がる程度だった。焼失面積は3日連続約106ヘクタールで変わらず、市は延焼が止まったと判断。和泉聡市長は「3月1日には鎮圧を宣言できると思う」と見通しを示した。 
この日もヘリ14機が空中から放水を続けた。地上からは消防隊員ら192人がホースで放水したり、水を背負って山中に入って残り火を消したりした。
305世帯に出ている避難勧告は28日も解除されなかった。足利市教委は22日から休校を続ける中学校1校を3月1日から再開する方針を明らかにした。
そして昨日、鎮火宣言があった。 

雨が降らず乾燥した強風が消火活動を難航させた
アメリカ西海岸カリフォルニア州の山火事は、足柄市の山火事とはスケールが全然違う。
カリフォルニア州特有の天気である。カリフォルニア州は比較的温暖な天気で知られているが、全土で共通しているのは乾燥した空気。乾燥した空気は森林の水分を蒸発させ、雷などによる自然発火を生じやすくさせる。実際、カリフォルニア州で発生する山火事の多くは雷などによる自然発火で発生しているという。


住宅焼失はもとより死者も多数なのだ

日本はたばこ火、アメリカは雷の自然現象なのだ。失火原因者を厳しく取り締まる法律を設けなければ、またどこかで山火事が発生するだろう。

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