2021年3月26日金曜日

新規採用去年39人、今年は・・・

 あの加賀屋が一昨日、一足早く新入社員の入社式を挙行したという。コロナ禍で営業が振るわず、近鉄グループが都ホテル数カ所を廃業するというのに、加賀屋は異色の存在である。去年の採用数倍増どころか85人も採用したというではないか。

過去最多の新入社員85人を拍手で迎える役員ら=24日、石川県七尾市・和倉温泉の加賀屋で

「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で毎年のように日本一の評価を得るのだが、何度か利用したけれども、なぜそんな高評価を得るのか不思議でならない。なので調べて見た。加賀屋では、客室係への教えに「笑顔で気働き」という言葉があり、気を働かせる、つまりお客様がなぜ加賀屋にお越しになられたのかをお客様の動きや言葉の端々から読み取り、どうすれば喜んでいただけるのかを考え、実践していくという。例えば、記念日を迎えたお客様に記念品をお渡しするサプライズなども、加賀屋の“気働き”の精神から生まれたものなのだとか。

館内には美術品や意外な仕掛けが
館内の美術品の数々が一品揃いという評価もあった。おもてなしも大きな違いがあるという。ま、2度、3度の団体客では本当の良さが見えないのかもしれない。

この局面において、過去最大の新入社員を迎え入れた加賀屋の度量に感服した。

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