2020年4月14日火曜日

市内病院の医師・看護師がパニック

昨日は県知事に続いて市長も「緊急事態宣言」を発出された。県内感染者数が急増している中、これを非常事態と捉えこの度の宣言となったものである。

特に金沢市内のクラスターが際立っている。113人の感染者は県立中央病院のみに収容されていると考えられる。一般の入院患者が100人増えても十分対応可能なのだろうが、コロナとなるとそういう訳にはいかない。当然だが完全防備で対応せざるを得ない厄介なコロナ患者なのだ。

このような事態になっても市民の一部には、そんなことには無頓着な者が飲み屋等を徘徊している。こんな人は市民の敵なのだ。
市長は度々、「危機感持って」と叫んでいるが

石川県内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたのは2月21日。2月に確認されたのは1日に1人から2人ほどだったが、3月30日以降は連続で感染者が確認されるようになった。4月3日と4日に8人、9日はこれまでで最も多い11人の感染が確認された。
特筆されるのは、金沢市の感染者数が10万人に対して全国一という汚名が着せられていることである。それなのに市民の危機意識が欠如しているということは、どうしたことだろう。
看護師協会小藤会長が窮状を訴えた
13日の県の「緊急事態宣言」の背景には複数のクラスターの発生と医療現場の厳しい現状がある。
石川県看護協会の会長が、13日、NHKの取材に応じ、医療スタッフや物資が足りず極限状態で働いている現状を訴えた。 県内の看護師と准看護師、保健師、助産師、およそ9900人でつくる石川県看護協会。

会長の小藤幹恵さんは、県内で新型コロナウイルスの感染が広がるとともに、医療現場の負担が大幅に増えていると訴えた。
【小藤幹恵会長】
「ふだん120パーセントぐらいで働いているのが、もっと大きく上回る力を出さないと病院の機能が回っていかない。マスクが足りない、とにかくあれが足りない、これが足りない、いつまでもつかと日々考えなければいけない状況だ」。
小藤さんは看護師のOB・OGなどに協力を求めることが不可欠だと訴えられた。

医師が危機感を持ったのは県立中央病院が金沢市内の医師に出した文書である。
不要不急の患者の紹介を遠慮してほしいと書かれているのである。
ここに行けないとなると一般の医院しか行くところがない。「だから病気になるな」と云われてもそんなことは不可能である。

ある医師は、「ホテルを借り切って開業医が診るよう医師会に要請してきている。そういうトレーニングは受けていないし、感染症の重患者を診た経験に乏しい。我々自身の診療所を閉めなくてはいけないし、我々が感染する可能性もあり、地域の医療が崩壊する懸念がある」。

こんな状況なので絶対罹患しないことである。いったん感染すれば瞬く間に重篤化して死に至るという。これでは危機感を持たざるを得ないだろう。 

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