2020年2月27日木曜日

もし、熱が出て下がらなかったら

新型コロナウイルスに感染し養生した後に陰性になれば「もう完治した」と誰でもそう思う。だが、再び陽性になった患者が発生したという。大阪のバスガイドがそういうケースだと云うではないか。
で、今朝のワイドショーでは大阪の住民が指定された相談窓口に電話したら「たらい回し」で厚労省の窓口に相談するよう求められ電話したところ、結局最初の大阪の相談窓口に相談しろと指示されたというケースが放映された。聞いていると、これが行政か?「まるででたらめ」だ。

相談者は父親が京都観光した際に中国人の団体が沢山いたという。で、帰宅後に高熱が続いており、相談者も高熱が続くので相談したいと電話したようだ。どうも大阪は検査態勢が全く整っていないようだ。否、全国どこでも整っている場所はないだろう。


現在のPCR検査には約6時間かかるが、新しい検査機器では検査前に検体を処理する時間を含めて30分ほどで結果がわかるという。
現在、新型コロナウイルスへの感染の有無については、「PCR検査」というのどの粘液やたんからウイルスの遺伝物質を検出する方法で調べている。ただ、機械にかけて遺伝物質の量を増やさなければならず、結果が出るまでに6時間程度が必要だった。
PCR検査に使われる機器の一つ=タカラバイオ提供
新しい検査機器は、産業技術総合研究所が開発した遺伝物質の増幅を早める技術を使い、検体の処理を含めて約30分で結果が出せるという。持ち運べる大きさで、最大4人分を同時に検査できる。価格は1台数百万円という。
新検査機器 6時間が30分に短縮
やはりたらい回しは本当なのだ。
保健所の新型コロナ検査拒否、全国調査へ 医師会、不適切なら是正へ
日本医師会は26日、会員の医師が患者の新型コロナウイルス感染の検査が必要と判断したのに保健所に断られた事例の全国調査をすると発表した。都道府県医師会を通じて情報収集し、保健所の対応が不適切だった事例があれば是正を求めるという。

厚生労働省は検査対象に、渡航歴や感染者との濃厚接触など一定の要件を挙げつつ、自治体の柔軟な判断を認めている。しかし釜萢敏常任理事によると、2月に東京都内の医師が診察した患者の検査を保健所に求めたところ、応じてもらえなかったという。釜萢氏は「医師も検査態勢に制約があることを分かった上で、必要と思うものを出している」と指摘する。

一方で、今は原則的に各保健所などに設けた相談センターが紹介する専門外来で実施している検査の検体採取を、一般医療機関でもできるようにすることについては「ウイルスが周囲に飛び散るリスクがあり、十分な感染予防対策が必要」と慎重な姿勢を示した。


ダイヤモンド・プリンセスの乗客は3600人だったという。この検査態勢といえば1日数人程度だったのだろう。そのうちどんどん感染者が多くなり入院や隔離という措置を執ったのだろうけど後手後手だったに違いない。

武漢で10日間で病院が建設されたというが、聞くところによると手当なし、ただ収容するだけの施設に過ぎないというではないか。
韓国の医師が日本の検査態勢をあざ笑ったという。もっともっと国を挙げて蔓延防止に尽力すべき時なのだ。


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