2024年2月4日日曜日

立ち直り第1段

震災から1カ月経過した今月1日、七尾市の公設地方卸売市場で今年最初の初競りが行われた。まだまだ立ち直るには時間が必要な中において、震災前の従前業務が復活したことは希望が湧いてくるようなニュースだった。

威勢のいい「初競り」再開!

今月1日朝5時半すぎ、七尾市の公設地方卸売市場では、ことしの初競りが行われ、競り人たちのかけ声が飛び交うなか、県内で水揚げされたブリやなまこなどが次々と競り落とされた。
七尾市の公設地方卸売市場は、能登半島で唯一の公設の卸売市場で、初競りを1月4日に行う予定でしたが、地震によって休業を余儀なくされていた。
市場では、地震の揺れや液状化現象で建物の入り口に段差ができたり、駐車場に亀裂が入ったりして、車の通行が難しくなったほか、魚を洗うための海水が通る配水管が壊れるなどの被害が出ました。

元気のいいセリで震災のうっぷんが和らいだ

その後、被害が出た場所を応急的に補修し、建物が仮復旧したことなどから、1日から市場を再開できたということである。
競りに参加した業者は「市場が再開してよかったし、魚も鮮度がいい状態だ。ただ、断水で衛生上、魚がさばけないことで魚を買いに来ている人も半分くらいになっているようだ」と話していた。

ここから元気の源が発信される

「七尾魚市場」営業第一部の細口守部長は「なんとか1か月で再開できたことはうれしく思っています。もっともっと水揚げを増やして魚を供給していきたい」と話していた。
途方にくれる被災者の皆さんに、少しでも元気が届くように願うばかりだ。

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