2023年3月8日水曜日

これを機に世界最先端ロケットを目指せ

昨日の正午前に残念なニュースが流れた。H3ロケットの打ち上げ失敗したという。このロケットは経費半減して開発された。従来のロケット打ち上げ経費は100億円、H3型ロケットは50億円。経費半減だから開発に必要な手間暇も半減したというわけではないだろう。

前回のトラブルをクリアしてチャレンジしたが・・・

H3ロケットは7日午前10時37分鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
計画どおり飛行していたが、1段目と2段目のロケット分離後2段目のエンジンが着火せず、搭載した地球観測衛星「だいち3号」を予定の軌道に投入できる見込みがないとして、発射からおよそ14分後にロケットを破壊する信号を送り、打ち上げは失敗した。

非常に残念に思ったが、失敗は成功のもと、これにめげず再打ち上げをめざして頑張ってほしいものだ。
ロケットと云えば糸川博士のペンシルロケットが思い出される。その打ち上げを目指して実験をくりかえしている雑誌「少年」の記事が面白かった。昭和28年頃だったように思う。

長さ20cm程度のロケット、正にペンシルだ

日本の宇宙開発の第一歩として挙げられるのは、1955年(昭和30年)4月12日に東京都国分寺市で公開試射された糸川英夫博士のペンシル・ロケットである。
当時は中学1年生だったが、小4から糸川博士の研究について興味をもった。その2年後にソ連がスプートニクを打ち上げた。このギャップは大きかったが、現在では肩を並べる水準である。

世界最先端のロケット開発は日本の技術力なら決して不可能ではない。関係者の皆さんの奮闘に期待したい。

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