2022年7月23日土曜日

金利8%、10年で倍増した時代の出来事

吾が町会は平成4年から毎月500円の積み立てを18年間続け、平成21年3月についに総額4,800万円の集会所が完成した。当時の金利8%、今では信じられない金利の定額預金を続けた。10年間で倍増したのだ。
それが、現在はどうなったか。預金すると金利は0.0・・%となって数百円の利息。

完成した荒屋会館

馳知事元文科大臣から祝辞をいただいた

「金利を上げると、あるいは金融を引き締めると、さらに景気に下押し圧力を加えることになる」「それは日本経済がコロナ禍から回復しつつあることを否定してしまう、経済がさらに悪くなってしまうということにほかならないと日銀黒田総裁。

ところがこの意見に真っ向から反論する人がある。
その人曰く 私が知る限り、真っ当な日本企業の経営者で、いま金利が上がったら困ると思っている人はいない。貸出先がなくて困っている銀行は、財務諸表に問題がない企業には0.5%前後の超低金利で融資してくれるからだ。銀行から借りたほうが社債や株式を発行するよりも資金調達コストが安上がりなのである。この状況は少しくらい金利が上がっても変わらないだろう。

その一方で、仮に金利が5%になれば、個人金融資産2000兆円の増加分=100兆円が市場に溢れてくるだろう。岸田文雄首相は「資産所得倍増プラン」と称し、「貯蓄から投資へ」というキャッチフレーズでNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)の活用を謳っているが、そんなチマチマしたもので日本経済が大きく変わるわけがない。重ねて言うが、日本の景気を良くする一番の近道は富裕層や高齢者の預貯金の増加分が市場に出てくるようにすることであり、そのためには利上げが最も有効なのだ。

さて、あなたの見解は?

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