2022年7月15日金曜日

色々な思いが交錯した実家の処分

能登の実家が空き家になったのは平成8年2月に親父が倒れた以降なので、今年で26年が経過した。今となれば売却する決断をもっと早くやれば良かったと反省している。が、それには色々と訳があった。空き家になる2年前にバイパス計画が具体化してルートが確定した。実家は計画道路内にあって、移転する予定とされていた。しかし、空き家になった頃はバブル崩壊で公共事業も厳しく見直され、計画は凍結されて現在に至っている。

空き家になって数年後に、近所の人に売って欲しいと頼まれたが、バイパス計画が復活すれば持っていた方がいいだろうと判断してお断りした。そんなチャンスは以後訪れていない。空き家以降、26年経過して今年3月に、在所の区長からどういう考えか問い合わせがあった。放置されては危険なのだという。なので近所の人に「タダ」でもいいから譲ると伝えて希望者を探してと伝えていたが、ただ時間が経過するばかりだった。4月になり、能登町の空き家情報が公開されているのを知り、それに掲載すると決めて登録申請した。申請受理され、5月に不動産事業者と現地立ち会いが行なわれた。暫くしてホームページに掲載された。

HPより抜粋

この情報によると、登録物件が約120件、そのうち成約済みが41件となっている。
PDFの資料には家全体の写真や物件概要、間取り、室内写真が掲載されている。その一部を紹介したい。

上手に撮影されている

間取り図

間取り図も関係不動産業者の従業員がメモ帳を持って各部屋を回って作成したものだが、実に素晴らしい出来映えである。
さらに、HPの威力を知ることになったのは、先週に能登町から物件を見たいという人が現れたと連絡があった。来週の連休明けに現地へ行くという。成約なるかどうかは分からないが、改めてHPという威力を感じざるを得ない。良い方向に動くことを祈りたい。

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