2020年12月9日水曜日

金沢城埋文発掘調査

もう14,5年前になるが、金沢城の復元調査関係の業務を担当した。業務内容は発掘で明らかになった遺構等を正確に図面化することだった。当時は河北門復元事業が具体化して工事着工前の調査であった。

2台のカメラ搭載で写真測量実施

河北門部分の発掘調査
時はめぐり、玉泉院丸公園の整備後、鼠多門と鼠多門橋が完成し、いよいよ二の丸御殿の復元が取りざたされてきた。二の丸御殿の基礎部分が新たに確認された金沢城公園の発掘調査の現場で、一般市民向けの説明会を開いたという。約三百人が参加し、同所職員から歴史や構造について聞いた。

     二の丸発掘調査の現場を見学し、職員から説明を聞く市民たち=金沢城公園二の丸広場で

新たに確認されたのは、柱を支える礎石を置くための基礎。赤っぽい戸室石や丸い川原石を詰めて造られている。1810年に再建され、81年に焼失した御殿の一部とみられる。二の丸御殿は広大な建物。これが復元出来たら何と素晴らしいことだろう!

0 件のコメント: