2020年9月26日土曜日

曼珠沙華の咲く頃

小学生低学年だった頃は、能登の稲刈りは今頃だった。田んぼは河川敷内にあったので、直ぐ傍に堤防土堤があった。 その土堤に鮮やかな色合いの曼珠沙華が咲いていた。赤い花なら曼珠沙華・・・という歌が流行っていたので、おふくろがそれが曼珠沙華だと教えてくれた。2,3本採って家に持ち帰って空き瓶に挿した。この花を見るといつも稲刈りの情景が思い浮かぶ。

曼珠沙華(彼岸花)
この花が500万本も咲き競っている場所があるという。
500万本の彼岸花 埼玉県日高市にあるという
能登地方の稲刈りはだいたい10月に入ってからだった。親父が10段くらいの稲架にまたがってお袋が稲束を放り上げていた。
高校生になって、この季節には戸室山へアケビを採りに出かけた。このアケビというやつは、細くて高い木に蔓が絡まって実がなるものだから、採るのが命がけとなる。木が折れる限界を肌で感じながらてっぺん付近でぶら下がると、細い木がしなって足が届くので、やっと実が採れる。

俵付近で蕎麦の花が一面に咲いている蕎麦畑がきれいだった。
蕎麦の花
次の年だったか、この季節になってアケビ採りはやめて友達数人と医王山へ行った。
このトンビ岩に登った(2回目)
眺望絶佳の白禿で景色を楽しむことが出来た。
60年も前だなぁ

曼珠沙華でこの季節の色々な思い出が浮かんだ。

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