2020年9月22日火曜日

深夜の願掛け「七つ橋渡り」

 昨日は敬老の日、国民の4人に1人が高齢者だという。自分も高齢者の1人なのだが、不安に思うのは何時まで人の世話にならなくて生きられるかである。そして今日は彼岸の中日、この日の深夜に金沢に長く続いている行事があるということを知った。

今日の深夜0時過ぎにその行事が始まった
その行事とは、「七つ橋渡り」という行事である。
まいどさんのクイズ
七つ橋渡りは、春秋の彼岸中日の深夜、数珠を持ち新しい下着をつけ、一筆書きのように浅野川に架かる七つの橋を川上から川下へ無言で巡る 習俗で、今も幾つかの決まり事と共に伝えられている。
長患いで寝たきりになり、子供や嫁に下の世話にはなりたくないと言う 思いから、明治の頃、浅野川周辺の女性達により密かに続けられて来たという。


ある人曰く、「歳とってから下(しも)の世話にならんように、願掛けと言う形での、風習で、親の代から続いとるもんで、それに乗って続けさいてもらっとる。やっぱ、子に世話してもろがは大変やし。自分で守ってゆけるように願掛けをせんと。お彼岸の中日に願掛けするということや」

橋がある周辺の女性たちによる行事なのだが、近年は男女の区別なくこの行事に参加する人が多くなっているようである。そして、1日々々の健康寿命を伸ばすよう心がけよう!


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