2020年6月15日月曜日

のと千里浜道の駅の砂像取り壊し


鳥取砂丘の直ぐ傍に、大規模に製作した砂像群を展示する館がある。砂でこんな芸術品が良く出来るものだと感心して見学したことがある。

二階通路からも鑑賞できる
これに負けじと県内の千里浜でも砂像まつりが開かれ、大勢の観客が訪れている。

風雨にさらされるので鑑賞は短期間
千里浜の道の駅にも上屋がかけられた砂像がある。それが、羽咋市の千里浜砂像協会は今夏、道の駅のと千里浜の高さ三メートルの砂像を作り替えるという。傷みが目立っていたためで、十二日、会員が重機を使って取り壊した。

かなりの大作品である
壊すのはいと容易だろう
砂像は、道の駅が開業した二〇一七年七月から飾られていた。大黒天を中心に、市で目撃が多いとされる未確認飛行物体(UFO)や、市が特産として売り出すイノシシもかたどり、道の駅のPR役として、多くの観光客の目を楽しませてきた。

2年程前に道の駅に行ったことがあったのだが、悔しいことに砂像があるとは気がつかなかった。 

屋外にある砂像は、通常は一年で壊れるが、会員たちの補修と屋根に守られ、異例の長寿命になった。同日は、会員で古永建設常務の古永健雄さん(49)自らが重機を操作。像に別れを告げた。古永さんは「活躍してくれた砂像を壊すことは残念だが、新しい造形で楽しませたい」と寂しさを交えて意気込んだ。

新たな砂像は、毘沙門天(びしゃもんてん)をモチーフに、イノシシなどを添える。二十日ごろから作業を始め、「今年の短い夏休みを、少しでも楽しい思い出に」と、七月末までに完成させる予定だという。 

竪町商店街の建物の壁に芸術的な文字で落書きされているのをよく見かけた。同じ芸術でも新幹線の橋脚に書こうが塀に書こうがこれは芸術品とは云わない。全国の落書きを見て「あれっ」と思うのだが、アルファベットの書体がみんな共通している。落書き者はそれなりに「描き方の勉強」をしているのだろうが、心を入れ替えて「砂像づくり」にチャレンジしたらどうだろうか。きっと、皆さんから喜ばれると思うよ。

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