2019年7月8日月曜日

水平線上に浮かぶ7つの島影

海水浴に行くとき、母親がバス運賃をくれた。その運賃は片道分しか無いのが常だった。
早朝5時、姉と姉の友達と自分と弟の4人が曽々木海岸を目指して歩き始めた。
片道は徒歩、道のり10kmほど。小学低学年にはこの道のりはとても遠く感じたものだ。町野町に入ると疲れた身体が少し元気になる。時国家あたりに差し掛かると海が見える。その水平線上には7つの島影が薄らっと見える。
20km沖合に浮かぶ七ツ島
この七ツ島は、石川県輪島市に属し、輪島市街の北約20kmの日本海上にある7つの島からなる島群である。各島とも無人島で、能登半島国定公園に含まれる。
さらに北に位置する有人島である舳倉島と輪島港のほぼ中間に点在する。
七ツ島は大きく北の島群(大島、狩又島、竜島)と南の島群(荒三子島、烏帽子島、赤島、御厨島)に分けられる。
2万年前までは舳倉島とともに能登半島と陸続きであったが、1万6千年前に舳倉島が能登半島から分離した後、1万4千年前に七ツ島が半島から分かれた。また、七ツ島はもともと大きな一つの島で、南西部に噴火口を持ち、7つの峰が存在していたとみられている。 
位置図
あれから60余年たった今の話なのだが、生態系に影響を及ぼしていたアナウサギの根絶に国内で初めて成功したと、5月に環境省が発表した石川県輪島市沖の無人島「七ツ島大島」(国指定鳥獣保護区)で先月25日、現地説明会があった。島では持ち込まれた外来種のアナウサギが野生化し、希少な野鳥のオオミズナギドリの繁殖地に悪影響を与えていたが、植生が復元され営巣しやすい状態に回復している様子などを確認した。
植生の回復具合などについて説明を聞く参加者ら=石川県輪島市沖で、阿部弘賢撮影
島では持ち込まれた外来種のアナウサギが野生化し、希少な野鳥のオオミズナギドリの繁殖地に悪影響を与えていたが、植生が復元され営巣しやすい状態に回復している様子などを確認した。
説明会には、環境省中部地方環境事務所の職員や野鳥の専門家、報道陣など約20人が参加した。

誰が何のためにアナウサギなるものをわざわざ20kmも離れた島に持ち込んで放したのか理由がわからない。繁殖するのを密かに楽しむだけだったのか。まことにけしからん話である。池という池、琵琶湖などのあらゆる湖にも外来種を放す馬鹿どもが大勢いる。
理由は「釣り」ができるからだという。

セイダカアワダチソウやブタクサという植物もものすごい繁殖力で在来種が駆逐されたり花粉症で悩まされる人が多い。
人の迷惑を顧みない心無い人間に怒りを覚える。

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