2018年2月26日月曜日

「保育園落ちた」とは無関係な保育園


「日本死ね」とか「保育園落ちた」という言葉が流行語になったことがあったが、そんなの関係ないわと、金沢に青空自主保育グループなるものがあって、今年で5周年になるという。

金沢市の青空自主保育グループ「おでかけさん」が今春で5周年を迎える。子どもにのびのびと、自然の中で自由に遊ばせるだけではない。親がゆったりした気持ちになれる時間を持つための活動でもある。週4日、皆で集まるが、事前に何をするかは決めない。そんな程よいゆるさが人気の秘訣(ひけつ)だ。(堀井聡子)

先月下旬、大雪が積もった「夕日寺健民自然園」に母子十四人が集まった。スキーウエアを着込んだ一~四歳の子たちが林を散策し「あっちもいこう」などとはしゃぐ。雪玉を作って、「雪がころころする」と笑う子も。ひとしきり雪にまみれた後、持ち寄った野菜スープを頬張った。

二〇一三年三月、東京都立川市から金沢市窪に引っ越した遠藤カヨさん(36)が代表を務める。東京では、「広い場所で遊ばせたい」と青空自主保育グループに参加していたが、金沢の自宅近くでは似たグループが見当たらなかった。
「だったら自分でつくっちゃおう」。軽い気持ちで、「おでかけさん」を始めると、自然の中で子どもを遊ばせたいと思う母たちが賛同し、今は十三組の親子が活動に加わる。遊具は使わない。雨でも雪でも、子どもを自由に遊ばせる。保育園になじめない子も、ここでは仲良く遊ぶ。

東京で活動しているうちに気付いていた。「青空の下にいると、伸び伸びできる。子どものためだけでなく、親のためでもある。親の気持ちは子どもに伝わる。子育てを満喫し、ゆったりした気持ちになれる場所が必要なんです」
子どもたちが小学生になれば、放課後の活動や、高齢者と触れ合う時間も取れるように考えていくという。「子どもをせかさないで遊ばせれば、親も気持ちに余裕ができる。長く続けていきたい」と話した。

活動は月、火、木、金曜日の午前十時半~午後二時。会費は親子一組で月額五百円。参加者には、一年分の保険(九百円)に入ってもらう。

この親子は保育園に通っていないということなのだ。こういうことができるのは、共稼ぎではないことが条件であり、裕福な家庭環境といえる。それにしても月額500円とはただ同然。青空の下にはお金は不要ということか。

雪で遊んでいる親子の写真があるが、ここは夕日寺健民自然園で四季を通じて心が和む場所である。実はこの公園に隣接した住宅地が山王団地である。20年ほど前までこの団地に居住していた。
この自然園には芝生の広場、ふれあいセンター、里山ふるさと館等のほか、林の散歩道が整備されており、一度は訪れたい場所である。
芝生広場とふれあいセンター
里山ふるさと館
林の中の散策路
駐車場も整備されている
山王団地の山側に貝の化石広場がある。娘を連れて何度か掘りに行った。
何十年も掘っても尽きることはない化石
春になると目白の群れが梅の木にとまったり、カッコーやキジが鳴く自然に恵まれた環境豊かな場所であった。ただ、冬場は降雪量がリャンハンほど多いのが玉にきずであった。

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