2018年2月12日月曜日

人命保護と自然保護のため造られた高架木道


アイヌ語でシリエトクは「地の果て」を意味することから知床という地名が生まれたという。流氷が育む海の生態系と、原生的な陸の生態系が高く評価され、 2005年7月17日、知床が世界自然遺産に登録された。

“日本最後の秘境”ともいわれるとおり、原始的な自然が残る知床は動植物の宝庫。エゾシカ、エゾリス、キタキツネのほか、ヒグマの出没もしばしばで、静寂の森にたたずむ知床五湖をはじめ見どころは多く、雄大な景観は素晴らしいの一言である。

知床はオホーツク海と太平洋を分けるよに細長く伸びた、全長約70kmの半島。
約4万haの面積のうち、特別保護区=事実上、人間が立ち入れない区域が面積全体の61%を占めている。今の世の中、人間が踏み入れない場所があるなんて、それだけでもスゴイことである。


昨年11月、知床五湖へ訪れた。半島北側の起伏の激しい道路を進み、やがて広い駐車場に到着した。


駐車場傍からすぐ、見たことがない構造物が延々と連なっていた。高さは地上6mくらい、幅員2.5mくらいの立派な観光客専用の通路である。

原生林の上に連なる高架木道
この高架木道の設置理由は、①野獣から人間を保護する ②人間から自然を保護する という目的だという。

路上にもシカやクマが闊歩している世界
その高架木道には猛獣が近づかないよう高圧電流の配線が張り巡らされている。
延長も半端な長さではない。800mはあるだろう。終端は湖の手前である。

11月だというのに気温15度も
設置費用はどれだけかかったのだろう
知床5湖の見学ルートは、この高架木道のほか一般道もあるが、この一般道を歩く場合は登録案内人と同伴が条件とされる。それに熊の活動期には通行禁止だという。


半島先端部は道路がないため海上から船で観光するしかないので、又の機会に委ねることにした。

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