2017年11月25日土曜日

サウジの超豪華ホテルが留置場に貸切

サウジアラビアに粛清の嵐が吹きすさんでいるという。
報道によると、 サウジアラビアの王子や政府高官少なくとも17人が汚職にかかわった疑いで逮捕された。首都リヤドにある高級ホテル、リッツカールトンが王族のための「留置所」として使われている様子だ。

王子など17人は、サルマン国王の命令で4日に逮捕された。ロイター通信や米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、逮捕者のうち少なくとも数人は、リッツカールトンで勾留されているという。

予約サイトによれば、リヤドのリッツカールトンは全492室が11月末まで満室状態。同ホテルは6日、12月1日から予約受け付けを再開すると説明した。
ソーシャルメディアでは、同ホテルの利用客が4日ごろから締め出されたといううわさが飛び交っている。ホテルとの通信手段も断たれ、公式サイトには6日、「予期せぬ状況のため、当ホテルのインターネットおよび電話回線は、今後の告知があるまでつながらなくなっています」という説明が掲載された。

今回の事件では、富豪の実業家アルワリード・ビン・タラル王子や王立裁判所の元長官、サウジのメディア王と呼ばれる人物などが逮捕されている。

リヤドのリッツ・カールトン
豪華絢爛の内部
これに関して今朝の朝刊記事は次のように報じた。


普通の国が生産国であれば、サウジは税金ゼロの分配国家というのだそうだ。
だが、アメリカのシェールオイル生産が増大し、かつ、総需要も縮小したため経済改革が迫られているという。

今年3月、1000人のお供を連れて国王が来日した。目的は投資をお願いに来日したのだという。
国王だから”お供する人”が多いのはわかるが、それにしても桁はずれの多さである。テレビ朝日のモーニングバードによると、手配されたハイヤーは400台にものぼるという。トランプでもこんなには連れてこなかった。

100年前のサウジアラビアは貧しい国であったが、オイル発見で大飛躍した国なのである。
サウード家というのは国王の一族である。国名に支配者の名を冠しているのはこのサウジアラビアとヨルダンくらいで、このことから言っても一般的な国家観を当てはめるのは難しいと言われているそうだ。
王族の生活をテレビで紹介していたが、何百億円もする船を衝動買いするのだとか。吾々の想像枠外のサウジアラビアであるが、今、王位継承のための王子の地位争いの真っただ中にあるのだ。


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