2017年11月24日金曜日

120年ぶりに漱石が帰ってきた

今朝の新聞に「120年ぶり 漱石先生、おかりなさい」という記事があった。何のことかなと目を通すと、夏目漱石のロボットが松山市にきたのだとか。


漱石アンドロイドという人間型ロボットを阪大教授が監修して二松学舎大が昨年完成させたものだという。

朝日新聞社が所有する漱石のデスマスクを3Dスキャンし、そこから得た情報を基に各部位のサイズなどを割り出し作成したという。


漱石アンドロイドは、漱石作品を朗読したり、講演を再現したりするプログラムを搭載。本人の文学や性格から動きを研究し、アンドロイドに反映しているという。
声は漱石の子孫である夏目房之介さんが担当。房之介さんの声を録音し、いったん音素分解したものを再合成して人工音声を完成させた。


モデルは旧千円札に描かれた45歳ごろの漱石。洋服は当時の写真と文献資料から考察する一方で、早稲田大学理工学術院石川研究室にモノクロ写真のカラー化を依頼。その画像を基に生地の色を決定したという。


皮膚には人間と似た触感と変形力、耐久性を併せ持つ「エーラボオリジナルシリコン樹脂」を採用している。実際に漱石アンドロイドの手に触れてみると、そのリアルな湿気にぞくっとしたという。

動作カ所は44カ所(頭部13カ所、頸部3カ所、左手腕部12カ所、右手腕部12カ所、胴体部4カ所)。空気圧アクチュエーターが埋め込まれており、表情を変化させたり身体を動かしたりできる。片方の目には、眼球カメラを搭載。髪は人毛かつら(一部植毛)を用いている。

今後は教育現場での活用を目指し、漱石アンドロイドによる学校の講義といった取り組みを予定している。漱石をモチーフにした人工知能“漱石AI”が完成した際には、漱石アンドロイドに搭載する可能性もあるという。

自身の小説を朗読したり、人との会話もできるというから優れものである。リアルすぎてちょっと気色悪い気もするのだが・・・・。
17年前、東京に出張した際、六本木ヒルズを見学した。最上階の展望台を巡っていたら本田のasimoが展示したあった。


このasimoも今では改良されて高度な会話やサッカーもできるようになった。
だが、人間型ロボットも凄いものができるようになったものである。



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