2023年1月2日月曜日

金沢駅もてなしドーム地下広場にある人工池「トレビの泉」の回収額がコロナ禍以前に

金沢駅を出て地下に向かう階段の下部に、人工池がある。これがトレビの泉のように、硬貨の投げ入れがある。
この人工池に投げ込まれた硬貨の回収額が、今年度12月時点で前年同期比1万3069円増の3万6113円となり、新型コロナの感染拡大前の水準に戻り始めているという。
移動自粛が呼び掛けられた昨年に比べて観光客が増加し、何かを願ったり、来訪記念の思いを込めたりして「投げ銭」をする人が増えているとみられる。

トレビの泉と称する人工池

人工池では、北陸新幹線の開業前から観光客らが硬貨を投げる姿が見られ、「金沢版トレビの泉」とも呼ばれている。市は毎年度、5月と12月、2月または3月の計3回、職員が硬貨を回収している。今月7日には、軍手を着けた職員2人が池に入り、底に沈んだ硬貨をバケツに入れて回収した。

   金沢版トレビの泉の「投げ銭

新型コロナウイルスが流行し始めた三年前から回収額が激減。コロナ禍による外出自粛などが影響していた。
「歴史が今に息づく町」と印象付けるため、藩政時代から街中を流れてきた辰巳用水の水を取り入れている。地下広場を管理している金沢市道路管理課は、池へのごみ捨ては禁止しており、硬貨の投げ入れは禁止も推奨もしていないが、池の底にはちらほらと硬貨が落ちているのが見える。

トレビの泉

ちなみにローマのトレビの泉に投げ込まれる硬貨は1億円に達するという。
トレビの泉には、1週間で15,000ドル(約150万円)、年間でおよそ100万ドル(1億円)が集まるという。なんと、2008年にはそのお金が、必要な人に無料の食べ物を支給できるスーパーマーケットの開設にも役立ったのだ。 そういった、主にカトリック教の慈善事業などに使われることが多いそうなんだとか。
ちなみに、コインは毎日たまり続けるので、噴水からコインを除くのに1時間はかかるとか…。やはり本場はけた違いなのだ。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

長い間ご無沙汰しているうちに金沢も変化していますね、コロナが集束したら訪ねてみたいです☺️