2023年1月15日日曜日

森本・富樫断層帯の直近に住む怖さ

「森本・富樫断層帯」は、北は「津幡町」、南は「白山市鶴来地区」まで伸びる長さ約26キロの断層帯である。この断層帯の500m前後に居住する者として心配せざるを得ない。
この断層帯は、今後30年以内に大きな地震が発生する可能性が高いとされている。
東京大学地震研究所 地震予知研究センター 石山達也准教授によると、
森本・富樫断層帯は、今後30年の地震発生確率が2~8%ということで、比較的高い部類に属している・・・、こういう評価がなされているという。
11日に金沢市内で開かれた、東京大学地震研究所による説明会。
3年計画で森本・富樫断層帯の地下の構造などを調査し、地震が発生するメカニズムの解明や地震発生時にどのような揺れが起きるかの予測に繋げると言う。

起振車が調査に投入される

起振車という専用の車で地面に微弱な振動を与え、はね返ってくる震動を記録し地下の構造を調査する。
これによって、加賀平野の地下の構造やこれまで見つかっていない断層なども判明する可能性があると言う。
東京大学地震研究所 石山達也准教授:地下でどういう地層がどれくらいの厚さでたまっているかを知ることができるので、そういったデータをいかして地震のハザード(危険性)の予測が実現される。
石山達也准教授によると、非常に重要な成果が挙がることが期待できるという。
観測は2023年1月13日から1月20日まで行われ、次年度は別の場所で調査を行うと言う
この断層帯が動いた場合、地震の規模はマグニチュード7.2程度。地震発生確率は、今後30年以内に2パーセントから8パーセントとされている。

金沢市を中心に富山県の砺波平野までの広い範囲で震度6弱の強い揺れが予想され、特に金沢市や津幡町、かほく市の一部では震度6強の大変、強い揺れが予想されている。

今回の調査の結果次第では、この予測震度分布も変わるかもしれない。いずれにしても地震への備えが必要だ。
わが家の周辺では、「噴泥現象」が多発するものと予測される。震災後、新交通システムが整備された神戸の埋め立て地を見学したが、橋桁は1mもずれ、道路のあちらこちらで噴泥現象が見られた。しかし、建物の倒壊は殆どなかったように思う。今日は非常持ち出しの点検をしよう。

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