2022年9月25日日曜日

買受人は譲渡希望物品に粘着テープを次々と

実家が空き家になって二十数年、コロナで2年ぶりとなった昨年に実家へ行って全ての水道栓がポロリと外れて水道が全く使用不能になったり、トイレの天井が剥離して床に落ちて散乱していたり、見る見る老朽化が進んでいることに驚いた。これ以上空き家のまま維持管理することは困難と思い、近所の人に欲しい人があったら無償であげると皆さんに伝えてと頼んでいた。在所の区長から危険だから放置は云々と電話があったりしたので、具体的な処分方法を考えることにした。町のHPで空き家情報というコーナーがあったので登録方法を聞いて申請書を提出した。

6月に登録され2ヶ月経過しようとした頃、HP登録物件取り扱い委託業者から物件を見たいという人があると連絡があった。8月中旬に家を見たいというので不動産業者に鍵を渡した。その後、買受け希望者は民宿をしたいという意向があると不動産業者から聞いたので、不要品の中に什器類、屏風、掛け軸等があるので、希望があれば譲渡すると伝えたところ、今月中旬に見に行くと連絡があったので、14日に実家で検分となった。

買受人はドイツ系のアメリカ人と青森県出身の奥さんと生後11ヶ月という女の子の3人。家の中のもの全てが不要品なので欲しいものがあれば遠慮無く・・・と伝え、買受人は緑色の粘着テープで欲しい品に貼り付けた。

箱の中には屏風

火鉢や碁盤にもテープが張られた
二階階段の踊り場にあった「神棚」にもテープが張られた。そのような物にまでテープがはられるとは以外に思った。
残った不要品はシルバー人材センターに処分を委託する予定だが、冷蔵庫、レンジ、洗濯機、瞬間湯沸かし器等の取り外しやタンス類ほか1式の処分を依頼することになるので、かなりの処分費がかかると想定している。それらの諸経費が売却金額を上回らないように祈るのみである。ま、売れる見込みがたっただけで嬉しい気持ちである。

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