2021年5月30日日曜日

ブッポウソウというまだ見たことがない鳥

今朝の新聞に、色鮮やかな鳥の写真が掲載されていた。撮影者は日本鳥類保護連盟会員の田谷樹(たつき)さん(52)=同市中島町藤瀬だという。鳥の名前は聞いたことがあるが、どんな鳥なのか確認してはいなかった。

田谷さん撮影のブッポウソウ

緑と青が際立った色がカワセミに似ているので、調べて見るとやはりカワセミはブッポウソウ目となっていた。

羽根を広げて飛んでいる状態がきれいだ

実はこの鳥の名前は、鳴き声でブッポウソウと名づけられたというのだが、この鳥の鳴き声は「ジジジジ」と鳴くだけだという。コノハズクの鳴き声を間違えて付けられたそうである。
樹洞と称する木の穴に営巣するという

県内では加賀地方を中心に分布が確認されているが、能登での目撃情報は珍しいといい、田谷さんは「能登の自然環境が豊かなあかしだ」と話している。ブッポウソウは「近い将来に野生での絶滅の危険性が高い」として環境省、県のいずれのレッドリストにも掲載されている。県によると、全身は光沢ある青みがかった緑色で、くちばしが赤いのが特徴。能登地方では七尾市と羽咋市の一部地域、輪島市沖の舳倉島で分布が確認されている。

ブッポウソウは、ツバメなどと同じ夏鳥として日本に飛来する。本州、四国、九州で繁殖し、冬は東南アジアに渡って過ごす。全長は約30cm。体重は、約150gグラム。翼を広げると60cmくらいのおおきさ。全身緑色でくちばし、足は赤色、飛ぶと翼に青白色の斑が出るという。この鳥を見たいと思うが、渡り鳥でかつ山の中に生息することから、残念なことだが見ることはないのだろう。

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