2021年5月11日火曜日

毎年中国が巨大ロケット打ち上げ後落下のほっかむり無責任に怒り

日本時間2021年4月29日、中国は独自の宇宙ステーション「天宮」の建設に向けてコアモジュール「天和」の打ち上げを実施した。この打ち上げに使われたロケット「長征5号B」のコアステージが5月9日に大気圏へ再突入し、インド洋のモルディブ諸島付近に落下したことが発表された。数日前、米国宇宙軍が地上に落下すると発表したが、どこに落下するかは不明としていた。
中国のロケットが落下すると発表したのはアメリカ宇宙軍だった。なにせどでかいのに驚いた。全長33.2mもあるという。しかし、どこに落下するか予測できないと発表した。1年前にも落下した。この際はアフリカの地上に落下し家屋が破壊したという。

落下後ようやく国営中国中央テレビは、中国有人宇宙プログラム室の情報として、「202159日午前1024分(日本時間同1124分)に最終段階の残骸が大気圏に再突入した。落下地点は東経72.47度、北緯2.65度」と伝え、インド洋上の地点の座標を示した。

1年前の落下は全く予告なし、事後報告もなし。無責任極まる中国の姿勢に怒りを覚えた。ただ、宇宙空間から物体が落下する場合について、国際的な取り決めがなく、報告義務も無ければ地上に被害があろうがなかろうが損害賠償責任も全くないのだという。
 
中国・海南島の文昌衛星発射センターから打ち上げられた、宇宙ステーションのコアモジュール「天和」を搭載したロケット「長征5B」(2021429日撮影)。

中国は宇宙技術世界一を目指しているという。なんだか寒気を覚える。

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