2019年11月7日木曜日

焼失から1週間で3億8千万円の寄付額

先月31日未明に火事が発生し首里城正殿等の6棟が焼失して、沖縄県民の嘆きはまだ収まっていない。那覇市のクラウドファンディングで昨日現在で3億8千万円が集まり、そのスピードが異常なくらいの早さが話題となっている。焼失した建物は当時の費用で73億円かかったという。しかし現時点で再築価格はどれだけになるか不明だという。


焼失した現況
首里城へは2度行った。最初は平成17年、公務出張(建設技術講習会)と、2回目は妻と平成24年に訪れた。

石段を登れば首里城の門になる
正殿裏手から那覇市内が望める
正殿へは右側の建物から入場した
建物内部の写真がないということは撮影禁止だったようである。

石垣の積み方が本土の城と異なっていて首里城のほうが綺麗である
首里城再建には国も最大限の努力をすると安倍総理大臣が言明した。だが、主要建材であった台湾檜は伐採禁止となっており、沖縄特有の瓦職人もいなくなってしまったのだとか。さぁどうする。知恵の絞りどころとなるだろう。

出火原因は配電盤のショートに絞られた。なぜショートしたのだろう?器具の老朽化だったのか?
今朝のテレビで国宝犬山城の防火対策について取材していたが、やはりスプリンクラーの設置が建物にマッチしないということで取り付けが困難なのだという。


消防法では、映画館や百貨店など人が集まる場所や、病院や福祉施設など避難に時間がかかる人がいる施設などには、建物の面積に応じてスプリンクラーの設置を義務づけている。

首里城の「正殿」のような建物は、11階建て以上の場合にスプリンクラーの設置が義務づけられているが、「正殿」は3階建てで義務はないという。

目の黒い内に再建が成ればもう一度見に行きたいなぁ。





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