2018年7月9日月曜日

11年ぶりの再放送

先月の中旬から下旬にかけて、11年前に放送した番組が再放送され、懐かしく見た。
タイトルは中国鉄道大紀行片道最長ルート36,000km、旅行者は関口知宏氏。
日本列島北海道から沖縄までほぼ4000kmだから、そこを5往復するくらい鉄道の旅を続けた。これは驚異的で、中国のほぼ隅々がカメラに映し出される。中国当局が良く許可したものだと感心するのだが、尖閣問題が起きる前なのでこのような番組が可能だったのだと思うのである。


旅の始点はチベット自治区のラサ、平成19年4月上旬に出発した。標高4,600mというとんでもない高い場所に撮影の1年前、平成18年に鉄道が開通したのだ。
天空の湖

富士山の標高は3776mだが、それより800mも高いところに建設された。列車の中では酸素ボンベが用意されているという。
それに、写真で分かるように天空の平原が何十キロと続くのである。中国の広大さを改めて認識した。
天空の駅
建設技術もその高さに感心した
関口知宏氏は約半年位の旅行で中国語が話せるようになった。ヨーロッパでも通訳なしでコミュニケーションが取れているのには感心する。それに、どういう訳か、子供や若者に限らず高齢者まですぐ人の心の中にまで入り込む人柄、人間性が素晴しい。
どこへ行っても「飯を食わないか」と家の中に招き入れてくれる。


写真のおばちゃんは豆をむしっていたのだが、関口知宏は一緒にむしり始めた。そうしたらそのおばちゃんが突然歌を歌いだした。「歓迎の歌」なのだそうだ。

この番組を録画していたのだが、うっかり杭州までの前半を消去してしまった。
で、後半部分の上海、西安、北京、その他記憶に残る場面を数回に分けて自分の感じたことを紹介したい。




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