2018年7月21日土曜日

トンネル工事の変革

関越道の大泉JCT~東名高速の東名JCT(仮称)間では、地下40mの位置で約16kmにわたりトンネル建設が進行中だという。
その工事で活躍しているのがシールド式TBM(トンネルボーリングマシン)という機械である。
地下約40mの地点で行われている日本最大のトンネル工事であるが、規格外の工事だけに、使用する重機も並大抵なものではない。今回のトンネル掘削に使用しているのは、日本最大級の“シールドマシン”。放射線状に配置されたビット(歯)が回転し土を堀削。削られた土を内部に取り込み後方へと運び出す。さらに土を削ったところにセグメントと呼ばれるパネルを組み合わせてトンネルの壁を作りながら、トンネルの壁に反力をとり、マシンを前へと推し進めていくというものだ。

なにせ断面がでかい。先端にシールドマシン
これがシールドマシン
トンネル現場がこのように整然としていること自体、トンネル工事経験者として隔世の感がある。45年前に自分は山陽新幹線トンネル工事の監理業務に明け暮れていた。

ジャンボによる導坑掘削

破砕帯にぶち当たったこともあったが導坑貫通式を迎えた
施主・請負者入り混じって酒樽から汲んだ酒を酌み交わした
貫通点で担当した3人が記念写真
トンネル工事の悪戦苦闘の数々、その苦労した分だけ、この貫通式の喜びは大きかった。

ボーリングマシンで掘削を終えた時、貫通式というセレモニーはないのだろうなぁ。
山陽新幹線でもボーリングマシンを導入して試験施工した現場があった。当時、ビッグジョンと称していたのだが、故障が頻発して工事費がかさみ、「ビックリジョン」と揶揄された。昭和50年代、青函トンネルでもボーリングマシンが導入された。

青函トンネルで使用されたTBM
初期TBMはアメリカで開発されたのだが、今では日本のTBMが世界各国で活躍している。ドーバー海峡を掘削したのも日本製。
四十数年でトンネル掘削技術は大きく変わった。

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