2023年7月22日土曜日

線状降水帯という魔物

先日、県内を襲った「線状降水帯」は、大きな被害をもたらした。ここ2,3年前から梅雨入り前後で耳にするようになった「線状降水帯」という単語だが、吾々素人レベルにもようやくそれがどんなものなのか理解できるようになったばかりである。

一定の地域で何時間も続く

とうとう石川県にもそれが発生した。
線状降水帯の発生による先週の大雨で、石川県内ではこれまでに、津幡町、かほく市、内灘町、加賀市の4つの市と町のあわせて495棟の住宅に浸水などの被害が確認されている。これについて馳知事は、21日の記者会見で「被害を詳細に把握し、復旧にかかる費用を補正予算に計上する。被害額の確認にかかる人員が市や町で足りていない場合は県から派遣したい」と述べた。

 
また、一連の大雨で被害のあった富山県や福井県などとも協力して、激甚災害に指定するよう国に求めていく考えを示した。


一方、馳知事は今回の大雨で県が災害対策本部を設置しなかったことに触れ、「関係機関も含めて情報を確認し、設置する段階にはないと判断したが、線状降水帯の被害は、想像よりも大きくなる可能性があることを実感した。地域防災計画にある設置基準の見直しを検討したい」と述べた。

一方、線状降水帯の範囲に入った地域住民は、直ちに避難できるかというと中々その判断は難しい。そんな範囲内に入らないように祈るしかない。

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