2023年5月14日日曜日

屋根の修理、来年しかできない家も

 地震から1週間、被害の大きかった家の片づけやら修繕でてんてこ舞いの毎日だという。
珠洲市では全壊15棟、半壊15棟を含む734棟に上る住宅被害が県の調査で確認されていて、市内では、工事業者が崩れた瓦を整理したり雨漏りを防ぐためシートで屋根を覆ったりする様子が見られる状況となっている。



屋根瓦の工事業者によると、この1週間で、去年の震度6弱の地震の際の2倍となる約80件の修理依頼が寄せられているという。
依頼は作業が困難な高齢者からが特に多く、この工事業者では、依頼された工事がすべて完了するのは年明け以降になる見通しだという。


このため、まずは大きな被害を受けた住宅から、雨漏りをしないように瓦が崩れた屋根をブルーシートで覆う応急処置を進めているという。そういえば、阪神淡路大地震では、知り合いの明石市に住んでいる人が、「屋根の修繕を依頼しているが、いつになるか全く分からない」と嘆いていたことが思い出される。

これ以上、大きな地震が起こらないよう祈るしかない。

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