2022年4月23日土曜日

コロナ禍で中止していた塩田開きが3年ぶりに再開

ここ十数年で輪島や珠洲の塩田が2,3箇所増えた。子どもの頃は曽々木海岸の窓岩あたりから、塩田が数件余り連担していたが、昭和30年頃には珠洲市清水町の角花家一軒だけが残っていた。平成になり角花家塩田のすぐ隣に珠洲塩田村が新しく出来た。
その塩田「道の駅すず塩田村」で、順調な塩作りを願う塩田開きが21日行なわれたという。
昨年、一昨年はコロナ禍で中止しており三年ぶりだった。

塩田に神酒をささげる登谷良一さん(左)と塩をささげる水上浩社長(中)=珠洲市清水町で


北嶋荒御前(きたしまあらみさき)神社の亀山国彦宮司(62)が作業安全とよい塩ができることを祈る祝詞を奏上。
運営会社「奥能登塩田村」の水上浩社長(76)と、塩作り技術を持つ浜士(はまじ)の登谷(とや)良一さん(74)が敷地内の塩田二カ所と塩を炊く釜に、清めの塩と神酒をささげた。関係者八人で玉串もささげた。

登谷さんらによると、例年の生産目標は十トンだが、昨年はコロナ禍や塩作りに適したからっと晴れた日が少なかった影響で、五・六トンにとどまった。登谷さんは「今年は予報としてはいい天候と聞く。手塩にかけての塩作りをしていきたい」と意気込んだ。塩作りは五月上旬に本格開始し、十月まで。この塩田村に町内シニアクラブが行ったことがあった。

浜士から汐汲み運搬作業要領の説明を聞いた

町会長が実習指導を受けた

濃くなった塩水を煮る釜

塩造りの初めから終わりまでの工程を聞いた
ここで作られた塩は道の駅売店で購入できる。よそよりも甘いように感じる。
新聞記事で道の駅へ行った思い出が蘇った。

0 件のコメント: