2020年1月8日水曜日

中国伝来の七草がゆ

昨日(7日)は七草がゆという行事の日だった。吾が家でも永年この行事を続けていて、昨夜は家族全員が七草がゆを食べた。意外だったのが、高3の孫が「お替わり」したことだった。
7草は薬草。これを食することで1年の健康を祈る。
近江町市場では400食がふるまわれたという。
で、いわれを調べてみた。

唐の楚国に、大しうという親孝行者がいた。両親はもう百歳を越し体がままならず、そんな両親を嘆き悲しんだ大しうは、山に入って21日間もの苦行を行い祈願した。 「私に老いを移してもいいのでどうか両親を若返らせてください」 そこに天上の帝釈天からお告げがあった。 「そなたの願いを聞き入れた。須弥山の南に齢8000年の白鷲鳥がいるが、この秘術をぬしら親子に授ける。ついては、
毎年春のはじめに七種の草を食べること。
1月6日までに7種類の草の集めておくこと。次の時刻に柳で作った器に種を載せ、玉椿の枝で叩くこと。
酉の刻から芹
戌の刻から

亥の刻から御形
子の刻から田平子
丑の刻から仏座
寅の刻から
卯の刻から清白
辰の刻からこれらの種を合わせ、東から清水を汲んできて、これを煮て食べること。 一口で10歳、七口で70歳若返るので、ついには8000年生きることができよう。」
大しうはこの教えを繰り返し暗唱すると、この日は正月であったのですぐに山を降りて7種類の草を集め、6日の夕方から教えの通り、不思議な心持ちで夜通し草を叩いた。朝になり、東から汲んだ水で炊いて両親に食べさせたところ、たちまち若返ったのはいうまでもない。これが世に伝わり、噂を聞いた当時の帝はこの親孝行に感動して位を譲った。
すなわち、七草の由来とともに、ここでは親孝行の功徳を説いた話だったのである。

ということで、私めも10歳若返って67歳になりました。こんな話を聞いて今日食べても効果はありませんよ。 


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