2020年1月27日月曜日

尾山神社境内の世界大動物博と修学旅行

ネットで偶然見つけた写真、それが小学生だった時の修学旅行が目に浮かんだ。
奥能登の山に囲まれた盆地で育った自分は、生活している地域と環境が自分の世界だったが、修学旅行での体験は環境が全く違う世界があることを体験して驚きの連続だった。

輪島から乗った汽車、バスしか乗ったことがなかったことから、実になめらかに動き出して窓の桟に水筒を置いても倒れないのに驚いたのである。輪島や宇出津へ行くバスは未舗装の穴だらけの道路を走るのが当たり前のなで大揺れしながら走ったから、その静けさに感動を覚えたのである。

金沢駅は地下デパが完成して間もない頃だった。後で知ったのだが、完成が昭和28年だということだったので1年後に訪れたことになる。地下にある店舗、さすが金沢は都会だと感心した。
金沢駅前から観光バスに乗ったのだが、バスの名前は今でもはっきり覚えている。その名は「あやめ」だった。
舗装道路なので当たり前の話だが、バスが少しも揺れずに走るのにこれまた驚きだった。

兼六園を回ったが、まだ名園であることの素晴らしさを感受できる年齢ではなかったから、特に記憶に残っていることはない。ただ、妙に石川門の屋根が印象深く脳裏に刻まれた。
修学旅行のたった1枚だけの貴重な写真
この写真を見て思うのだが、去年の小学校入学者が4人だったという。やがて過疎となり限界集落になるかも・・・と不安を覚える。
さて、これがサーカスの写真。

尾山神社前で下車して境内に入った時、この写真のようなサーカス小屋が並んでおり、その付近に数種類の動物の入った檻が並べられていた。ライオンやゴリラ、一度も見たことがない動物が檻に入っておりその挙動を眺めた。
この写真は昭和29年4月撮影の写真だから、修学旅行は5月だったのでひょっとしたらこのイベントだったのかも知れない。なら、凄い写真を見つけたことになる。
堤町あたりの島田旅館に宿泊したが、路地をちょっと入ったところの筈なのに場所を特定するのは困難である。

大和デパートでエレベーターに初めて乗った。乗った時の感動は未だ忘れていない。
1泊して次の日は和倉温泉に宿泊した。旅館は3階建ての「大徳館」だった。何十年も経ってそこは加賀屋の近くの「大観荘」だと判明した。
2枚の写真が小学生時代の修学旅行を思い出させてくれた。ネットならこそである。

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