2020年1月29日水曜日

寒さも峠を越した


スウェーデンの16歳の女子高校生、グレタ・トゥーンベリさんが、世界各国首脳にかみつくなどで、いま世界的に注目されているが、地球の温暖化を食い止めるために、対策の必要性を訴える活動を続けている。

どうやって国連に出向き演説するまでになったのだろう。グレタさんが始めた抗議活動は、いまや国境を越えて広がり社会現象にまでなっている。 グレタさんは去年8月から、学校を休んで、首都ストックホルムにある議会の前で「気候変動のための学校のストライキ」と書かれたプラカードをかかげて座り込み、対策の必要性を訴えた。

その姿をツイッターに投稿したところ同世代の若者たちの共感を呼び、金曜日に学校を休んで温暖化対策を求める運動が広がった。
「未来のための金曜日」と呼ばれ、ことし9月には日本をはじめ、世界各国で400万人以上の子どもたちが抗議活動を行った。



そのグレタさんに温暖化の影響下にある金沢の出来事も伝えたい。

雪なく今年は「ふり」で 伝統行事「氷室の仕込み」 金沢
氷室小屋に雪を詰める「ふり」をする山野之義・金沢市長(奥)ら
=金沢市湯涌町で2020126日午前1018分、井手千夏撮影
金沢市の湯涌(ゆわく)温泉で雪を貯蔵する伝統行事「氷室の仕込み」が26日、あった。今年は周辺に雪がなく、関係者らが雪を氷室に詰める「ふり」をする異例の事態となった。
雪があるふりをした仕草
行事は加賀藩が雪を詰めて氷にし、夏に徳川家に献上していた故事にちなむ。同温泉観光協会によると、1986年の行事復活以来、雪が詰められなかったのは初。例年約1メートルの積雪があるが、今冬の金沢は最深積雪1センチで、郊外の湯涌でも雪はなく「ただびっくり」(同協会)。

昨夏は氷室の雪がすべて溶ける珍事も加賀百万石の威光も、温暖化には通じない?


兼六園では約300基の照明が園内を照らす「金沢城・兼六園四季物語冬の段」(北國新聞社後援)は24日、始まった。例年と違って積雪がまったくなく、観光客は「雪景色が見たかった」「歩きやすい」などの感想を交わしながら、夜の名園のそぞろ歩きを楽しんだ。 
雪があっての雪吊りだがなくても芸術的雰囲気
県によると、昨年の初日はみぞれが降り、一昨年は大雪の影響で一部を閉鎖した。埼玉県川口市から来た女子大学生は「雪も撮影したかったけど、雰囲気は良くて大満足」とほほ笑んだ。

また、こんな風景が無量寺でみられたという。
26日の石川県内は高気圧に覆われて曇り、晴れ間がのぞく所もあった。金沢港無量寺埠頭(ふとう)では、4月4日のオープンを予定しているクルーズターミナルの向こうに白山連峰の稜線(りょうせん)がくっきりと現れ、「海の玄関口」に雄大な風景が広がった。 

雪かき不要で楽な冬を満喫しているが、ちょっと行き過ぎとは思う。行きはよいよい帰りはこわい・・・という童謡を思い出した。ハレーションがないことを祈ろう!
  

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