2025年8月1日金曜日

黒島の天領神輿が兵庫県から戻った

世の中には奇特な人がおられる。地震で壊れた神輿を兵庫県在住の宮大工が無償で修繕してくれたという。門前黒島の天領神社の神輿の修理を申し出た宮大工さんである。今朝のニュースにそんな記事があった。壊れたどでかい神輿をわざわざ兵庫県まで運搬して修繕した。

能登半島地震で被害を受け、兵庫県の宮大工がおよそ8か月かけて修復した輪島市門前町の神社のみこしが地元に戻り、31日住民などが集まって祝いの式典が開かれた。
輪島市門前町の黒島町にある若宮八幡神社のみこしは、能登半島地震の被害で受け、兵庫県姫路市の宮大工の福田喜次さんが無償で修理を引き受けた。どんないきさつがあったのかは分からないが、門前から兵庫県までの運搬、修繕、そしてまた門前まで返納、凄い手間暇である。

みこしは大きく壊れていましたが、およそ8か月かけて修復され30日地元に戻った。
31日は黒島町の公民館に福田さんや地元の住民など40人余りが集まって祝いの式典が行われ黒島町の川井隆三区長から福田さんに感謝状が手渡された。
このみこしは、8月17日と18日の2日間行われる地元の伝統行事「黒島天領祭」で2年ぶりに披露されることになる。
みこしを修復した福田さんは「感動しました。修復では持ち帰ったすべての材料を100%使いきろうと必死でした。仕事とは違う喜びと苦労で忘れられません」と話していた。

無償で修復した宮大工の福田さん

せちがらい時世に、こんな奇特な人がおられることに感心した。きっとこの人の人生に大きな幸せが訪れるに違いない。

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