2023年8月16日水曜日

ファミリーヒストリー番組制作スタッフの執念が実を結んだ

一昨日になるが、NHKファミリーヒストリーを見て、番組制作の強い執念と草刈正雄の生い立ちを知り、また、母から父親は米軍兵士で朝鮮動乱で亡くなったと教えられたという経緯を知った。
日本人の女を孕ませ知らんぷりで帰国する兵士は沢山いたことだろう。戦勝国の軍人だから当然だという考えなのかも知れない。

草刈正雄

草刈正雄の母も捨てられて父は米国へ帰国した。NHKは草刈正雄に番組制作を何度か打診したが断られていたという。そのうち本人の承諾を得て制作に着手したが、父の名前と出身地の州名、兵士の父親の職業が郵便配達員という極めて少ない情報だけを頼りに、NHKスタッフはアメリカに行って調査を始めたが、当然ながら難航を極めたという。しかし、NHKの執念が身を結ぶ。生家と一族が探り当てられたのである。父親の実の姉が97歳だが、弟が日本で健在だと知り、急に元気が回復したという。

父の写真も手に入れることができた

そうした記録VTRを草刈正雄は時々目を閉じ涙ぐんで見ていた。アメリカに住む姉や甥たちも喜び、取材に協力的になった。97歳の姉がズーっと気にかけていたが、調査ヒヤリングに訪れたスタッフに会うことができて大喜びしたという。

そんないきさつを眺めていた草刈は時々目にハンカチを当てた。そして本人が家族と会いに渡米した。97歳の叔母と抱き合って喜んだ。極貧だった母子家庭の母の努力が実った!

ファミリーヒストリーの中で最も感動した番組だった。

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