2018年12月17日月曜日

海鵜が神になる

毎年この時季に行われる気多大社の神事に「鵜祭り」という行事がある。毎年必ずこの行事がニュースとして記事が掲載される。今まで何気なく記事を読んでいたのだが、少しこのことについて知りたくなった。
奥能登には田の神様という奇祭があるが、この神様は姿がないのだが、鵜祭りの主役である海鵜は捕えられた瞬間に神になる。

海鵜を捕える人は誰でもという訳にはいかないという。先祖代々その役割を担う家があるのだとか。そして鵜を捕える方法は極秘なのだそうだ。去年は捕えることができなかったが今年は捕えることができ関係者一同が大喜びしたという。

先祖伝承の技を持つ小西さんによると、8日から11日午前まで、崖周辺でウミウを見掛けなかったが、同日午後には5、6羽飛んでいた。小西さんは鵜様をカヤ製のかごに収め、鵜様の運び役「鵜捕部」の一員で、今年の鵜様の宿となる横川良栄さん(69)方に運んだ。

捕えられ鵜様という神になった
翌日から気多大社までの「鵜様道中」が2泊3日の行程で行われる

鵜様は鹿渡島に住む鵜捕主任の小西家によって捕らえられる。
「鵜様」の入った籠を担ぐ人も決まっている。鵜浦では、二十一軒の人たちが七年に一度、三人一組で当番に当たる。「ウットリベー、ウットリベー」と叫びながら行進する。

このあと七尾市内から中能登町を2白3日の予定で道中が繰り広げられ、15日夕方気多大社に到着し16日午前3時から神事が始まり明け方、一の宮海岸に役目を果たした鵜様は放たれるという。


40km先の気多大社へ
手を合わせ鵜様を覗く住民
重要無形民俗文化財に指定されている鵜祭りは12月16日の午前3時から気多神社で行われる。
鵜は七尾市鵜浦から三人の鵜捕部【うとりべ】が徒歩で運んできた、捕らえたての生きた鵜を神前で放し、案上にとまるとすぐに取り押さえ、神社前の海岸に運んで真っ暗な空に放つものである。神前で案上にとまるまでの鵜の動きによって古老が来るべき年の豊凶を占う。
鵜様引き渡しのセレモニー

神前に鎮座した鵜様
飛び方で今年の吉凶を占う
ちなみに今年は「少しづつ良くなる」と出た。
なお、この行事は国重要無形民俗文化財に指定されています
鵜が神になる鵜祭りは何時頃から始まったのだろう。不思議な祭りではある。

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