2018年3月11日日曜日

「問題ない。公明正大にやっている」???

「問題ない。公明正大にやっている」と八角理事長が大見えを切った。
レスリング協会も直ちに「そんなことは一切ありません」と大見えを切った。
双方に「よく言うわ」と返したい。

▽公益認定等委員会 
内閣府に設置され、社団法人や財団法人の公益性を審議、認定する。立ち入り検査などを行って運営の実態を把握し、問題のある法人には勧告、公益認定の取り消しなどを行う。スポーツ界では過去に全日本柔道連盟や全日本テコンドー協会、日本近代五種協会、日本アイスホッケー連盟が勧告を受けた。最近では女子レスリングの伊調馨が日本レスリング協会の栄和人強化本部長からパワーハラスメントを受けているとして、レスリング関係者が告発状を出した例がある。

危機管理委員会による調査を第三者によって行われたものではないとし、「公正中立な内容とは到底評価できない」と批判。事件の報告義務を怠ったなどとして、1月4日に受けた理事解任処分にも「法的には、解任事由に相当するような理事の職務義務違反になると認めることは困難」と主張した。 大多数の国民もそう感じている。


告発を受け、八角理事長は土俵祭りの後、「協会としては(公益認定等委員会が)いつ話を聞きに来ようと、しっかりと問題なくやっている」と、いつでも堂々と聴取を受けると断言。「公明正大にやっている」と、昨年11月に事件発覚以降、対立が続く貴乃花親方の“物言い”を受けて立つ考えを示した。

山本信也とのテレビインタビューで貴乃花親方が語ったことは、聞いていてその通りだったであろうと推察できた。だが、協会は「全くでたらめ」であり、テレビ出演が規則に反するとして懲罰委員会に諮問することにしたという。協会は、もがけばもがくほど泥沼に足を取られている。

貴乃花親方の代理人である弁護士が告発状を内閣府に提出した。これについて八角理事長が見解を求められコメントしたのが「問題ない。公明正大にやっている」である。
代理人弁護士は田中克郎氏。この人は TMI総合法律事務所 の代表である。

TMI総合法律事務所 は、弁護士224名、弁理士51名、外国法事務弁護士3名、外国弁護士8名を含む総勢501名、設立から20年足らずで国内第5位の規模に成長したTMI総合法律事務所(以下、TMI)。事務所同士の合併によらず、弁護士数を増やしてきた事務所はほかにない。また、英米を中心とする大手の外国法事務弁護士事務所に、事実上のみ込まれる渉外事務所もある中、外国法事務弁護士事務所と「対等な提携」で、外国法共同事業を行う大規模事務所も、現在のところTMI以外にはない。

八代英輝国際弁護士曰く、「中々手ごわい相手だ」と評している。先行きの展開に注目したい。



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