その国の平均的な生活水準の半分以下の収入で暮らしている状態のことを、「相対的貧困」というらしい。
日本では7人に1人の子どもが相対的貧困の状態にあるという。収入が少ないことにより、塾や大学に行けない子どもや、習い事や旅行をしたことがない子どもが増えている。
そして今、米の話題があれこれと賑やかだが、米にまつわるちょっといい話。
コメの価格高騰が続くなか、七尾市で、地元の住民や警察などでつくる団体が、子ども食堂にコメ30キロを寄贈したという。
これはコメの価格高騰が続くなか、地元のNPOが運営する子ども食堂を支援しようと行われた。
12日は、団体の代表と警察官あわせて3人が、七尾市小丸山台にあるNPOの施設を訪れ、県産のコシヒカリ30キロを寄贈した。 このNPOは、ふだんデイサービスや学童保育などを行っていますが、毎週水曜日にカレーライスを作る子ども食堂を開いていて、多い時にはコメを5キロほど炊き、およそ50人に食べてもらっているという。
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30kgは重い! |
これまでコメは寄付に頼っていたが、最近は寄付が減っていて、コメを購入しなければならない分、野菜を減らすなどして対応しているという。
コメを寄贈した七尾みなと交番連絡協議会の木下俊一委員長は「ことしはコメが少ないということで、メンバーで探して県産のコメを贈りました。子どもたちにたくさん食べてほしいです」と話していた。
NPO法人「ひなたぼっこ」の滝澤るみ子理事長は「安心安全の県産のコメでありがたいです。最近はご飯のおかわりをなしにしていましたが、おかわり自由だよと言っておなかいっぱい食べてもらいたいです」と話していた。
分からないだけで、意外と身の回りにおなかをすかしている子供たちが多い。