2021年11月3日水曜日

SNSの発信力がいまいちか「能登長寿大仏」

 今から11年前になるのだが、シニアクラブを福寿会と称していた頃に、穴水方面に旅行した。その旅行で、能登にこんな大仏があるとは!と驚いた。穴水駅付近の中心街から金沢方面に向かう国道を走って、ちょっとした峠を越すあたりに大仏のある公園に行く道に入って、すぐ近くに駐車場がある。そこも見通しがよく、広い公園のように整備されている。

大仏までの徒歩は5分くらいだろうか。途中に仏像や石碑がある。

慈悲心と表示されている観音像

親鸞上人像

蓮如上人の「ことば」

遠方に能登大仏像が見えた
こ、こんなところに大仏様が・・・とびっくりした

この存在感!
去年あたりから穴水町もようやく大仏の価値に目覚めたか、夜間照明するやら案内看板をだすやらアピールに懸命になってきたようだ。しかし、効果はいまいちの感。やはりSNSやyoutubeの発信力が少ないから「行ってみよう」という人はまだまだ少ない。

先日(30日)、穴水町乙ケ崎の能登長寿大仏で、健康長寿と新型コロナウイルス早期終息を祈願する法要が営まれたという。11月14日まで夜間にライトアップが実施され、色づき始めた紅葉との共演が楽しめる。
同町大町の古刹(こさつ)、来迎寺の加波祐正住職ら5人がほら貝の音色とともにゆっくりと参道を進み、ハスの形をした色紙を散布する「散華」をしながら大仏へ向かった。健康長寿やコロナの早期終息を祈願し、参加した町民らが一人ずつ焼香をした。法要後にまんじゅうが配られた。

健康長寿やコロナ早期終息を願って営まれた大仏法要=穴水町乙ケ崎の真和園で
今年は大仏が鎮座する真和園内の三重の塔や観音堂もライトアップを実施。観音堂に向かう参道沿いの石灯籠に明かりがともされ、幻想的な雰囲気を醸し出す。新たな仕掛けとして大仏をモチーフにした絵馬の準備も進めている。

この広大な敷地は私有地だという。建設会社の社長をしていた人が100歳を迎える2,3年前に建立されたようだ。園内は私有地にも関わらず隅々まで手入れが行き届いている。しかし、入場料は不要なのである。社長は亡くなられたが、後継者も意思を尊重して維持管理をされているようだ。
国道の峠の頂上付近から入場できる
高岡大仏よりも何センチかおおきいのだという。穴水に「能登大仏あり」と広く知られるようになることを大いに期待したい。  

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