2013年5月14日火曜日

中山道中津川宿(その11)土木屋憧れの黒四ダムへ

木曽駒登山の疲れが取れた1週間後、工事区全職員でキャンプに行くことになった。
行先は付知峡といわれる名勝地の夕森公園キャンプ場である。
夕森公園キャンプ場位置図
車でおよそ1時間30分で公園内バンガローに到着した。このすぐそばに名勝「竜神の滝」がある。
もう一度行ってみたい風光明媚な場所であった。

竜神の滝傍のキャンプ場で

滝の前で
飲みながら食べながらのコミュニケーション
職場や寮では聞けなかった仕事の話、家族の話、趣味の話などで楽しい時間が流れた。
そして、土木屋なら一度は携わりたい大プロジェクト「黒四ダム」を見に行こうと話が決まった。
それが実現したのは晩秋の10月末であった。
 
松本城を見学して美ケ原高原に向かった。美ケ原高原までの道路沿いに連なる白樺の、ペンキを塗ったような樹皮が青空に映えて素晴らしい景色であった。
当時は十分に整備されていなかったが高原の雰囲気は最高
その日は松本城近くの浅間温泉に宿泊した。
翌日、大町で下車し扇沢に向かった。そこからトロリーバスでトンネルに入り、バスガイドから破砕帯に遭遇し莫大な経費を費やしたことなどの説明を聞いた。
現在の扇沢バスターミナル
トンネルを抜けるとそこは別世界。いきなり立山連峰の真っただ中に出た。その景色の迫力に息を飲んだ。

間もなく厳冬が訪れるダムサイト付近からの眺め
トンネル出口付近で

展望台から
点検通路で
黒四ダムの完成は昭和35年、私が高3のとき高校の文化祭で黒四建設記録映画を見た。
厳しい環境の中で建設された、土木事業のビッグプロジェクトに自分も参画したいと思った。
後年、石原裕次郎の「黒部の太陽」を見て、難航したトンネルの貫通シーンで、裕次郎のセリフ「あれが黒部の風だ」が忘れることができない。その短いセリフに土木屋としての事を成し遂げた達成感がこもっている。黒四に行った8年後、裕次郎のセリフを呟く機会に恵まれることになる。
映画「黒部の太陽」

その40年後(H18.9)に再び黒四の地を踏んだ
ダムに立ち、40年前に感動した風景を眺め、わが人生最高!と心の中で叫んだ。


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