2018年4月8日日曜日

相撲協会よりマシだったレスリング協会

相撲協会は年末前後から切れ目のないスキャンダルが続いているが、内閣府に告発した伊調選手のパワハラ問題について、一昨日(4月6日)午後8時、協会は記者会見を開いてパワハラを認定し同時に謝罪した。


会見は第三者委員会の報告書に基づいて4項目のパワハラの内容の説明が行われた。
第三者機関の報告書は、栄氏が伊調選手に「よく俺の前でレスリングできるな」などと言った点について、「およそ敬意や思いやりのかけらもない不適切なものである」としてパワハラと認定。また、2010年のアジア大会で、協会が伊調選手に十分な説明をせずに代表から外した点についても、パワハラと認定した。さらに、栄氏が伊調選手を指導した田南部氏に対して、「目障りだ、出て行け」などと罵倒した点についてもパワハラと認定した。


福田会長の説明後、記者質問が行われた。
ある記者が鋭い質問をした。告発状が提出された時、協会はそんなことはありませんと即答した点について追及し、調査の開始前にパワハラを否定したことについては、福田会長が「告発状をさっと読んだときの感触で話してしまった。申し訳なかった」と陳謝した。

こんな重大事案をさっと読んで片づけた協会の体質は相撲協会と大差ない。第三者委員会というものを設定せずに協会内部だけの判断であれば、協会の組織防衛スイッチが自動的に作動し、パワハラはありませんでしたとなったに違いない。

先月、副会長である至学館学長谷岡郁子氏が記者会見で怒り狂っていた。誰が見てもそれは「狂って」いた。





これだけ大見えを切った学長は今後どう身を処するのだろう。世間の物笑いだけでは済まないだろう。


馳副会長は伊調選手に最大の便宜を図ることを約束した。
これを受け、伊調選手は、「日本レスリング協会がアスリートファーストの確立に尽力されることを信じており、私も協力してまいります。改めて応援して下さっている皆様に感謝申し上げます」とコメントしている。
遠山の金さん、「これにて一件落着!」

第三者委員会の皆様、ご尽力ありがとうございました。

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